- 桂川歯科医院様
- 地域:福岡県
オーラルレオズ導入前はどのように口腔機能低下症に取り組んでいましたか。
オーラルレオズ導入前は講習会に参加してそこで学んだ方法を実践していました。検査情報の入力はレセコンのカルテ入力と手書きで資料を作っていました。訓練方法に関してはリハビリに関する用紙などを患者さんに渡して指導していました。
オーラルレオズを導入しようと思った理由はなんでしょうか。
導入した理由はデータの管理をパソコンなどのデバイスでできるからです。そのほかにもシステムに含まれている訓練動画が豊富であり、動画で訓練を行うことができるので、紙を渡すよりもわかりやすいと感じたからです。
実際に導入してみて最も大きなメリットはなんでしょうか。
以前の検査結果と比較ができることが大きなメリットだと感じました。このシステムではその患者さんの口腔機能年齢のグラフを過去6回分同時に比較ができます。またパソコンを使っていると大画面でも表示することができるのでより患者さんに説明がしやすい環境を作ることができました。
また、動画を使うことによって患者さんと一緒にリハビリすることができ、私たちも患者さんと楽しくリハビリを行うことができます。
口腔機能低下症に取り組んだことで患者さんからはどんな反応が来ましたか?
定期健診に来た人を当院では口腔機能低下症の検査対象としております。高齢者の方はとても積極的に取り組んでいる印象があります。ただし患者さんにアプローチをするときに検査と言っちゃうと身構えちゃいますので、今のお口の健康状態を把握しましょうといった形で検査に促しております。実際に検査訓練を行ってみて嚥下や全身疾患についての関わりについて教えてもらってよかったなど好意的なお言葉をいただいています。
導入後のランニングコストはどうでしょうか。
リーズナブルだと思います。おおよそ月に10人ほど検査をしていますので単純な金額の面でも、それに伴うデータの管理などの付加価値も含めて価値に見合ったものだと思います。
これから口腔機能低下症に取り組む歯科医院にアドバイスするのであればどのようなことを伝えますか。
訓練計画書や管理指導記録簿などの検査に関する書類の作成をしたり、その結果に基づいて訓練を行ったりすることはこれから始めるには少しハードルが高いものかもしれませんが、このシステムは非常に使いやすくこれから始めることに対するハードルは低くなるかもしれません。さらに実年齢と口腔年齢の差をグラフや表で伝えることができるので、患者さんとの意識の共有もしやすいと思います。
オーラルレオズを導入したことによって業務や作業の流れはどう変わりましたか。
今まで手書きで書類を作っていましたがパソコンで文書データを管理するようになりましたので、その手間がなくなりました。
さらに患者さんが動画を見ている間にカルテ入力ができるようになったので時間の有効活用ができるようになりました。
今後オーラルレオズに期待することはなんでしょうか。
現在多くの動画が1分から1分半くらいの尺なのですが、これを2分ぐらいの伸ばして、もう少しゆっくりした速度での訓練動画を作る、訓練と訓練のインターバルを空けて余裕を持てるようにできると、より高齢の患者さんに優しいコンテンツになると思います。